2010/04/20
2004年の『UNDERNEATH』と2007年の『THE WALK』で“難易度の高い”レコーディングを実践し、後者ではヘヴィーな題材をテーマ扱った3人組兄弟バンドHANSONが、6/8に約3年ぶりとなる最新アルバム『SHOUT IT OUT』をリリースする。プロデュースはすべて3人が手掛け、レコーディングはテキサス州エルパソ、オクラホマ州タルサ、そしてロサンゼルスで進められたという。
このアルバムでは“純粋に楽しむこと”を念頭に制作を行ったそうで、長兄のISAACは「僕らはアップビートなアルバムを作りたかったし、そういうサウンドでバンドとして先へと進みたいと考えていた。おそらく今回の新作は、これまでに作った中で最もアップビートなアルバムだと思う。そして僕らはこの作品を通じて、“人間は豊かな心を持ち、人に対して思いやりを示し、そして良い行いをすると同時に、街の中で踊ることだってできる”ってことをメッセージとして掲げたつもりだ」とコメントしている。
さらに末弟のZACは、「このアルバムは、“カウベルとホーンを思いっきり鳴らそうじゃないか!”って勢いで作った作品で、とにかく聴いた人を前向きでエキサイティングな気分にさせる陽気なアルバムに仕上げたかったんだ」と語っている。
全12曲を収録したアルバムからのリード・シングル「THINKIN’ BOUT SOMETHIN’」は、作品の中で最もソウルフルな1曲に仕上がっている。また、12曲中7曲にMICHAEL JACKSON、EARTH, WIND & FIREの作品を手掛けたJERRY HEYのホーン・セクションがフィーチャーされているほか、モータウンのFUNK BROTHERSのベーシストBOB BABBITTがゲスト参加している。
「僕らは初期のR&B作品、特に60〜70年代のR&Bをたくさん聴いて育った。OTIS REDDINGやモータウンを始めとする、数多くのアーティストの作品をね。だからホーン・セクションこそ、アメリカンR&Bのアイコン的存在として重要な役割を果たしていることは理解している。BILLY JOELの『AN INNOCENT MAN』でも、曲のあちこちにホーン・
セクションが用いられていたし、僕らはそういう音楽に深い馴染みがある。今回のアルバムは、まさにそんなサウンドを形にできたと思うよ」
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